日本共産党のビラと綱領との間の矛盾

 ビラと綱領を読み比べると、日本共産党は「息をするように『真っ赤な嘘』を吐く政党」にしか見えない。

 郵便受けというのは、放っておくと要らないチラシやビラですぐ満杯になる。

(そういうチラシやビラの多くは鬱陶しいものであるが、全てがそうではない。
 私は一時期チラシのデザインをしていた事もあるので、あの手この手で何とかしてお客さんに物やサービスを買ってもらおうという涙ぐましい努力がうかがえるようなチラシなら、全体に目を通すぐらいの事はする)





 最近、要らないチラシやビラを分別処分していて、下の写真のようなビラが郵便受けの奥に押し込まれているのを見つけた。

 このビラを見て、私は思わず大笑いしてしまった。
 通常、この手のビラを直ちに廃棄処分する私だが、ツッコミ所しか無いビラであったため、ひとつネタにしてやろうと思い、両面を撮影してから廃棄した。
 で、今この記事を書いている。

 このビラによると、
「共産党が、「天皇制は廃止」「自衛隊すぐなくせ」と主張しているかのようなフェイクにおこたえします」
との事。

「さて、どっからツッコんでやろうか?」と考えていると、たまたま下記のツイートを見つけたので、私も日本共産党の綱領を読んでみる事にした。

 日本共産党の綱領によると、

「党は、一人の個人が世襲で「国民統合」の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである
と明記してある。

 実に婉曲な言い回しであるが、綱領のこの箇所から、日本共産党が長期的に天皇制廃止を目論んでいる事は明白である。

「国民の総意によって」などと書いているが、もちろん、「国民の総意を天皇制廃止の方向に誘導しない」などとは一言たりとも書いていない。

 そもそも、この箇所以前に天皇制に対するルサンチマン溢れる文言が延々と続いている時点で、失笑を禁じ得ない。

(※私は天皇制に賛成である。
 日本史において天皇家が果たした役割を考えると、廃止されるべきとは思わない。
 ただ、戦前戦中のごとく天皇の威光の下に横暴な振る舞いをする輩が、好き勝手できないようにする仕組みは必須であるとも考えている。
 また、天皇は『国民の象徴』と言うよりはむしろ『日本史の継続の象徴』であると思う)

 また、日本共産党の綱領では、
『四、民主主義革命と民主連合政府』の〔国の独立・安全保障・外交の分野で〕の(3)の箇所で、
「国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる」
と明記してある。

 いくら日本共産党が「自衛隊すぐなくせ」と主張していない」と言い張っても、
綱領から「自衛隊を解消する」という長期的思惑が透けて見えるのでは、まったくの無意味だ。

 まったく、ビラと綱領、読み比べるほどに、冒頭の結論通り、
日本共産党は「息をするように『真っ赤な嘘』を吐く政党」にしか見えない。

 どう控え目に言っても、
「日本共産党は自身の綱領と矛盾するビラを平気で配布する政党である」事は疑いの余地が無い。

 ……余談だが、先述のビラがきっかけで、日本共産党の欺瞞的体質について詳しく記してありそうな本を改めて読んでみたくなり、探してみると、以下の本を見つけた。

 この本を書いた筆坂秀世 氏は、日本共産党に嫌気が差して離党した人物であるらしい。
 こういう人物の書いた本ならば、日本共産党の欺瞞的体質についても的確に記しているであろう。
 近いうちに、努めて暇を作ってこの本を読んでみようと思う。

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